長岡市医師会たより No.307 2005.10

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もくじ

 表紙絵 「北アルプス初冠雪の朝(10月23日)」 丸岡 稔(丸岡医院)
 「長岡市医師会ゴルフコンペ報告」 大塚武司(大塚こども医院)
 「We Will Rock You 〜それから」 岸 裕(岸内科・消化器科医院)
 「山と温泉48〜その43」 古田島昭五(こたじま皮膚科診療所)
 「寂寥」 岸 裕(岸内科・消化器科医院)



北アルプス初冠雪の朝(10月23日)   丸岡 稔(丸岡医院)


長岡市医師会ゴルフコンペ報告
「マー、本当に運の良いこと」

  大塚武司(大塚こども医院) 

 「表彰式に行ってくる。」と玄関で声を掛けると、家人の「成績は?」との問いに「今日はダブルペリアなので後のお楽しみ。」と答える。「何だったっけ、そのダブルペリアって?」との毎度の同じ質問、渋々説明すると「要は運の良い人が勝つルールで、参加者に希望を持たせ、夜の懇親会に出てもらう方法ね。」との解釈を披露、時間もないので「そうだよ。」と相槌を打って会場に向かいました。
 長岡市医師会のゴルフコンペが9月25日に長岡カントリー倶楽部で開催され、終日の雨模様でしたが10名の先生方が参加されました。私は第2組で、齋藤良司会長、内山春雄先生と御一緒で、秋の一日楽しくプレーすることが出来ました。スコアーは92でオフィシャルハンデですと4オーバーですが、最近としてはまずまずの成績でした。恒例の表彰式を兼ねた「魚藤」での懇親会には全員がご出席され、幹事の江部達夫先生の司会で和やかに始まりました。話題の中心は当日の各人のプレーで、田島健三先生が午前のハーフを36のパープレーで廻られた快挙に、賛辞と質問が相次ぎました。また、本人は謙遜していましたが、ドラコンの西村紀夫先生の豪打も話題になりました。酒宴も盛り上がったところを見計らい、成績の発表、表彰式となりました。ルールはダブルペリア方式です。
 ゴルフをなさらない方の為にこの方式を簡単に説明しますと、18ホールの中から10ホールを選び、その打数からハンデを査定する方式で、オフィシャルハンデなど基準になるハンデが無い場合や、初めての集まりで相互の実力が分からない場合でも、ハンデをその場で査定して順位を付けることが出来ます。この方式の味噌はその査定ホール、所謂隠しホールが何処か参加者には分からない点で、部外者が選定しますので、幹事もどのホールか分かりません。隠しホールでの打数が多いほどハンデを多く貰え、それ以外のホールの打数が少ないほど良い成績に繋がります。ですから単純に打数が少ない人が勝つわけでもなく、パーやバーディーなどが隠しホールで出た為、ハンデが少なく査定され、下位に甘んずる事もあります。隠しホールが何処かで悲喜交々の成績と相成る次第です。そこがまた面白いところです。
 私は以前からこの方式の大会では常に心掛けている事があります。まずはトリプルボギー以上を叩かない事、同時に強気に攻める事です。当たり前の事ですが大叩きはスコアーを壊します。隠しホールのボギーやダブルボギーは、ハンデの査定を考えれば普通のハンデ戦と違い許されます。多くの場合トリプルボギーまでが査定限度で、それ以上の打数は切り捨てられる事が多く、いくら隠しホールであっても不利になりますから、常にこの点を念頭に置きます。同時にパーオンしたら、下りの難しいラインでも強めにパットします。入れば儲けもの、仮に打ちすぎてスリーパット、フォーパットしてボギーやダボにしても、このホールは隠しホールと思えば済む事です。特にショートホールとロングホールはこの事を心掛けます。今まで幾度となくこの方式のコンペに出ましたが、ハンデ算定の都合上、各ハーフの5ホールの内、ミドルホールが3ホール、ショートホール、ロングホール各々1ホールの組み合わせが殆どで、それ以外は2回しかありませんでした。当然ショートとロングホールが隠しホールの確率は50%で、且つもうひとホールと対を成している事になります。ですから2つのショートとロングのスコアーの差が大きいほど、嵌れば好成績に繋がります。意識してダボは叩きませんが、常に強気に攻めています。お蔭で10組のコンペで優勝した事もありますし、時には裏目に出て、グロス80台前半で、付いたハンデが2でビックリしたこともあります。ギャンブルです。
 話を戻して、成績発表。今回は接戦でしたが優勝することが出来ました。参加者に感謝します。気分良く帰宅。持ち回りの優勝カップを飾り、東コースの4番ホールのショートのバーディーが勝因か、などと余韻に浸っていると、二階から家人が降りて来てテーブルの賞品を見つけ一言、「マー、本当に運の良いこと。」
 確かにその通り。返す言葉もありませんが、だからこそゴルフは面白い。

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We Will Rock You 〜それから  岸 裕(岸内科消化器科医院) 

 TVをつけるといまだにニューオーリンズのハリケーン被害のニュース。早く復興してほしい。本当は良いところなんだろうな。
 ニューオーリンズのあるルイジアナ州は“オズの魔法使い”で有名だから、そりやハリケーンも凄いだろうが…。
 ジャズ発祥の地。カリブ海に面しスペイン、フランスの支配の時代があったり、ラテンヤアフリカの影響も受け、仏系カナダ人の移民も多い所だと聞く。
 ニューオーリンズサウンドって、要するにきわめて雑多な民族音楽がとり入れられているんだ。
 今、遅まきながら(と言って良いのかどうか知らないけど)J−ポップで流行っているラップだってこのあたりが発祥なのかな?
 でもラップの原点ってQUEENの“We Will Rock You”じゃないのかな。
 QUEENのメンバー、4人がそれぞれのパート、つまりピアノ、ギター、ドラムス、ベースの天才的職人芸を全部ぶちゃって手拍子と足踏みだけで曲を作ってしまう。そしてそれが世界中で認められる。
 “ユー・バッド”(あんたら、すごいぜ)としか言い様がない。…そんな事を考えていたら“We Will Rock You”をコマで観たあとの続きを書きたくなってきた。
 もう飽きちゃったかもしれないけど、バット・アイ・プリテンド・トウ・ドゥ・イット。OK? (そうしてもいいかな?)
 …というわけで僕達は、コマがはねた後、歌舞伎町のビル街へ舞い戻った。
 ロックはいい。集中して聞いているとわずらわしい現実を忘れられる。
 そして現実に戻った今、軽い疲れを感じている。さすがの夏の陽射しもこの時間(4時半くらい)になると翳ってくる。
 あのゾンビ軍団もいない。コマ前の広場も人影はまばらになって、隅っこにまばらに備え付けてある小さなベンチには、ゴマ塩頭のホームレスがてんでばらばらにダラリと腰掛けている。
 そうか、都会にはホームレスがいるんだな、長岡じゃ冬を越せないからかあまり見ないけど。
 疲れたな…、と思ったけど子供は疲れを感じない。息子はあたりをキョロキョロ見ながらゲーセン(ゲームセンター)の品定めをしている。最新の機械があるから絶対に見ていきたい、と言うので、一時間くらい自由にしていいぞ、と」許可を出す。
 まあいいか。大都会の陽光と暗黒面に関しては既に教えてある。
 “Tie Your Mother Down”と言
うからな。もちろんQUEENの曲。『うるさいお母ちゃんは縛り付けとけ。お父ちゃんはお家の外べ追い出しちゃえ』と言う歌。イギリスの子供は過激だ。
 といってもこれには、自分の成長の過程に伴って既成のものに反逆する、というロックンロールの普遍的なテーマがここにある…とQUEEN自身が言っている。
 QUEENの歌詞にはいつも二重、三重の意味がある。
 動脈硬化した頭には分かる訳ないね。お父ちゃんなんか追い出しちゃえばええのん。
 まっ、そんなことはどうでも良いからお父ちゃんとお母ちゃんはその辺の気のきいた店で休む事にする。
 コマ前の広場に面したビルのホテルラウンジ・アンド・バーに入る。
 広場を見下ろすロケーションの店内は、壁、テーブル、床から天井まで届くワインセラーまでマホガニー調に統一され、伝統的英国調(スコットランドテイスト) を感じさせるワインバーになっている。
 とりあえずイタリア産のグラスワインをオーダーし、メニューは…と見ると、ミニ・オードブルが一皿380円から500円とリーズナブル。
“カレイのバター焼きイカ墨ソース掛け香草添えキャビア乗せ”…なんかすごそうだね。これにしよう、これ。
 店内は若いカップルでほぼ満席。この時問でこんなに客が入ってるんだから、都会は違うな。
 奥のテーブルの彼氏はフルボトルをオーダーしている。…ワイン一本飲んじまって役立たずになっても知らないよ。彼女をエスコートして帰るんだろ?
 …ま、年寄りが余計なお世話と言うもんだ。ここの客の平均年齢はさっきのコマの観客よりもぐつと若そう。
 ま、自分達はQUEENの事でも考えていよう。充分楽しめたよね。
 英国の音楽評論家達は酷評したとかいうけど。そうかもね。でも皆が楽しめればいいのさ。評論家なんて骨年寄りさ。.年寄りの言う事なんか信じちゃないさ。
 でもあの“Killer Queen”は僕のイメージと違ったな。…『彼女はマリー・アントワネットのしぐさで語りかけてくる。“ケーキはいかが”“キャビアにシガレットは?”そしてその細い指で私をさそってくれる。而してその実体はガンパウダー(火薬)かゼラチンか、はたまたレーザービームを発するダイナマイトか。君の心を吹っ飛ばす』…という筈なのだが。
 劇中のKiller Queenはアメリカン・コミックの悪の女王のイメージ。大きな顔、大きな口、ぶっとい指のおでぶちゃん。これは“FLASH”(QUEENが映画のフラッシュ・ゴードンのテーマ曲として作った曲)のイメージのほうから取ってきたんだな、きっと。歌も声も体格も抜群の迫力。まあいいか。
 …それにしても凄い曲がいっぱいだった。
 重ねがさね思うが、天才はどうして早死になの。Freddie Mercury。John Lennon。尾崎 豊。もったいない。
 そこで偉そうな顔をしている年寄りって何なんだい。
 長生きって、他に何の才能もないから神様が哀れんでせめて長生きだけでもさせて呉れてるだけなんじゃないの。
 なんたる厚顔。なんたる恥辱。
 自分だって彼らに比べれば遥かに長生きしちゃっている。…でもあたしゃもっと長生きしたいんだけど。(比較すること自体にムリがあるな。)
 何でだろう…。とウチの女王様に聞いてみようかと思ったら、女王様は熱心にさっきのプログラムを見返していなさる。いまさら見てもしょうが無いんじゃないの。
 しょうがない。一人で遊ぶ事にする。ミニ・オードブルが運ばれてきた。本当にミニ。
 小さなクラッカーの上に先ほどのメニューのものがグリコのおまけサイズで乗っている。二百皿くらい喰わないと腹いっぱいにならないよ…。ワインのつまみだからまあ良いか。
 …でね、このイカ墨ソースとキャビアがガンバウダー、アンド、ゼラチンね。これに噛み付くと“ボンッ”よ。
 ミニサイズなのには理由がある。これは起爆装置なのよ。
 ここから床へ黒いコードが伸びてるでしょ。そしてあの奥のテーブルのところまで続いている。あのカップルのワインボトルにダイナマイトが仕込んであるの。僕がコレに噛み付くとアレが“ポカン”ってわけ。東京中が吹っ飛んで…。
 …しかしこんな馬鹿話も頭の中だけにしておかないと…テロ容疑で警察にひっぱられるかも。冗談の通じない世の中になってきている。
 ROCKされる、揺さぶられるのは音楽だけでいいさ。
 天災や人災で揺さぶられるのはごめんだ。
 う…ん。このオードブル割とおいしいじゃないの。ミニだけど。(しつこい!)。イタリアンワインと合うし。ワイン含有ポリフェノールは寿命を延ばすと言うし。
 みんな、長生きしようぜ。奥のテーブルのカップルも元気でな。がんばれよ。チャオ。

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山と温泉48〜その43  古田島昭五(こたじま皮膚科診療所)

 前回の「鳥甲山」の記事の追記があります。(御勘弁を……)
 貉平登山口から、頂上、屋敷集落秋山林道登山口迄、約8粁。登り4時間半、5時間みれば充分。下りは3時間、3時間半とみてよい。しかし、この山の登高時問は当てにならないが、目安にはなります。
 何故?

岩菅連峰

 苗場山2146米と並ぶ、赤倉山佐武流山2192米・白砂山2139.7米・連峰西側の深い渓谷を流下する、中津川上流、魚野川の西側に吃立する峰々の壁が、裏岩菅山2341米を主峰とする岩菅連峰です。地籍は鳥甲山同様、信州・長野県に属する。この連峰は何故か人気がない。「越後の山旅」によれば、「岩菅山2295米は、鳥甲山と同様に行政区は長野県に属すが、苗場山魂と分離できない。切明温泉から高差約1500米、距離約13粁で、約7時間だ。」と記載されている。この岩菅連峰の縦走路は切明温泉から、発電所の圧力水管脇の登山口に始まり、岩菅山迄の行程をいっている。では、志賀高原、所謂奥志賀一ノ瀬から人山する逆の行程はどうか。一ノ瀬 (標高約1650米)から、岩菅山2295米高差約700米、頂上まで4時間。岩菅山から切明迄の縦走には、7時間以上はみたい。岩菅山から切明、切明から岩菅山、高差は半分、笠法師山の長い急坂を考えると、岩菅山から切明の行程が楽。岩菅山に避難小屋がある。古くは石室があった。余程の健脚でないと、朝、日の出と共に登り始め、日暮には切明温泉で湯浴み、と言うわけには行かない。山中一泊になります。

 「山嶽志」岩菅山(別称岩山、赤禿山)『信濃国下高井郡上野国吾妻郡二跨ル、下高井郡平隠村字湯田中ナル沓野組ヨリ四里十人町、吾妻郡草津村大字人山ヨリ八里ニシテ其山頂ニ達ス、標高八千三百尺。』
 佐久間象山は、『信中第一高山』

と記している。
 連峰は、西に雑魚川、束に魚野川
の渓谷の問に大きくドッシリと連なる。寺子屋山2125米、岩菅山2295米、裏岩菅山2341米、中ノ岳2180米、烏帽子山2230.4米、笠法師1918.5米、だまし平1700米(水場?)。
 山岳部のヒュッテが志賀高原長池畔にあった関係で、岩菅山に入り、その先、またその先と進む。登山道は踏み跡のみ。這松を潜り、ヤブを漕ぎ千島笹の頂上稜線に出る。これを繰り返しビバーク。脚下に発電所の見える斜面に立った時は、発電所送水管(圧力水管)脇のコンクリート階段だけが眼にはいり、何処に降りたのか見当が付かなかった。この時は、笠法師山のトラバースのガレ場で登山道が消えた。低い樹林帯の入口を見失った。踏跡を探した。
 後年、勤務病院の山岳部で縦走を試みた。寺子屋山から入り石室があった岩菅山迄は、快適な山路。頂上を過ぎると路は荒れ果て、這松の下を潜り、踏み跡を辿り、這松の枝に下がっている赤い布片を頼りに進んだ。裏岩菅山を過ぎ、中ノ岳付近の這松帯でビバーク。熊に怯えながら朝を迎え、降雨もあって引き返した。下山した志賀高原は、晴れていました。

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寂寥  岸 裕(岸内科消化器科医院)

 大学同期の仲間が逝ってしまって2年たった。自分は学卒で医学部に入り直したから彼は少なくとも自分よりは七才は若い。
 忘れかけていたころ彼をしのぶ追悼文集と彼のピアノ演奏を収めたCDが送られてきた。
 東京の仲間たちがわざわざ企画してくれたんだ。彼なら当然か。人望が厚かったろうからね。
 随分と遅いご結婚で、子供さんもまだ小さいと聞いた。
 CDはショパンのノクターンから始まりクラシックの名曲が数曲続く。
 始めの一、二曲で感心。というよりはびっくり。ピアノやクラシックにはさっばりの私でも判る。これはただものではない。コンテストに出れば常に優勝だろう。間違いない。
 同期には多趣味、多芸な奴もいたが、君は天才だったのね。
 クラシックに続いて「枯れ葉」「愛の讃歌」などシャンソン、そして「白い恋人達」のような映画のテーマソングなどからのイージーリスニングへと進む。
 いつ収録したんだろう。激しく強く悲しく、寂蓼感を漂わせて。
 愛する人たちに別れを告げたのだろうか。名演奏だからそう聞こえるのか。名演奏ってそういうものなのか。
 あまりに早く逝ってしまった彼を偲んで聞き入った。
 …結婚したその年に自分で病気を発見した。外科医の彼は瞬時に予後を悟った。しかし懸命に戦い抜いた、と聞いた。最後まで笑顔を忘れなかったと聞いた。
 若くして亡くなられた人の話を聞くといつも世の不条理を感じる。しかし…。
 そんな事を考えていると病院からしばらく前に当方が入院依頼をした患者さんの病用報告が届いた。悪い予感。当院の患者さんはお年寄りが多いので…。やはり…。
 若い人から見れば歳に不足は無い様にも見えるが、やはり切ない。そしてご面倒いただいた病院の主治医の先生、看護、介護、事務等々のスタッフの皆様方、有難うございました。この場を借りて御礼申し上げます。

 「あれ?、まだ病院行ってないの?。紹介状書いたのに。」
 「もう病院行かなくてもいい。今、何とも無いしこの歳で手術なんて…」。
 「ちょっと待って。確かにあんたは歳だけどまだ頭もしっかりしてるし足もそれほど悪くはないし…。もったいない、もったいない。」 「名医を紹介するから…」と必死に説得して(確かに歳だからよっぽど心配なのはこっちかもしれないと思いながら)内視鏡切除に行ってもらうことにした患者さんもおられました。名医の先生、またまたご面倒をおかけして誠に恐縮です。

 秋も深まりました。秋に枯れ葉の散るごとく…人の世の常に何の不条理も無いのかも知れませんが…。

“Who Wants To Live Forever”…映画「ハイランダー」のテーマソングです。不死の男の物語。しかし彼は普通の女性と恋に落ちる。男はいつまでも若い。しかし彼女は年とともに老いて死んでいく。それでも男は死ぬことはできない。
 これが若くして死ぬことの不条理と裏腹なのかと気付いたのは最近です。
 この曲を、自分の運命を悟った時、歌い手はどんな気持ちで歌ったんだろう。
 そして彼はどんな思いでピアノを弾いたんだろう。…とっても聞くことはできないけれども…。

 胸が痛みます。

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