ゲンノショウコ(フウロソウ科)
別名タチマチグサ
下痢に大変よく効く。つまりこれを服用するとたちまちその効果が現れる「現(あかし)の証拠」だとして名付けられたものである。よく「土用の丑の日(7月)に採取すべきである」と言われるが、この頃の白色や赤色の花の咲く時期には、成分のタンニンが一番多い時期で、当を得た言葉である。現在、畑野町では栽培が、また吉川町や能生町等の一部で野生採取も行われている。※昭和63年3月掲載
生薬名:ゲンノショウコ
薬用部:全草
効用:止瀉薬、下痢止め
用法:1日5〜10gを煎じて服用する。
採取時期及び処理:7〜8月の開花期又は開花期直前に全草を刈り陰乾する。