イカリソウ(メギ科)
別名サンシクヨウソウ
強壮剤として有名である。生薬名を淫羊かく(いんようかく)と呼ぶが、1頭の雄羊が100頭の雌羊に接しても極めて精力が盛んであるので、その雄羊の食物に注意してみると、この植物の葉をよくとっていることから名付けられたといわれている。現在、松之山町や浦川原村等の一部では野性採取が行われている。※平成元年4月掲載
生薬名:インニウカク(淫羊かく)
薬用部:茎葉
効用:強精強壮剤
用法:1日10gを煎じて服用する。又、酒に浸して用いるには全草の80〜100gを氷砂糖と共に酒1.8リットルに入れて作り薬酒として用いる。
採取時期及び処理:5〜8月に全草を根元から刈りとり陰乾する。