キハダ(ミカン科)
雌雄異株の落葉喬木の内皮(樹皮)を健胃薬とするほか材は相が美しく、くるいが少ないので机や家具などに利用されるほか、輪切りにした幹は菓子器や盆などの工芸品として活用されている。現在、安塚町や能生町等の一部では栽培が、松代町や能生町等の一部では、野生採取も行われている。※平成3年6月掲載
生薬名:オウバク(黄柏)
薬用部:中皮
効用:苦味健胃薬、打撲症
用法:1日1〜3gを煎じ又は粉末にして服用する。
採取時期及び処理:梅雨期から土用にかけての水分があがっている時期に木を切り、上皮をはぎとり日乾する。